HBNS

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こんにちは 仙台。MADE IN JAPAN。

2019/8/3 07:24
はじめまして。

私、HBNSというブランドのデザイナーをしています 水戸部(みとべ)と申します。

このような文章を綴るのは久しぶりで、文才もある方では無いので先に伝えておきます(ついでに不器用です)。
乱文、そして長文 失礼します。

2019年7月吉日。
昨日よりWEB媒体より告知のアナウンスが始まり、顧客様を中心にDMをお送りさせていただきました。

そして良く聞かれます、なぜ仙台が初出店なのか、を。
なので、「・・・人とのご縁です。」と答えています。
もっとそれらしい 格好良い言い回しやアプローチの仕方などがあると思うのですが、そういうのは他所様に任せておきます。
お世話になりっぱなしの業界内外の先輩後輩、いつも応援して頂いている顧客様、
ものづくりをお願いさせて頂いている生地屋さんや工場、付属関係の皆様のおかげで今のうちが成り立っています。
なので詭弁っぽいものは要りませんし、なんか面倒臭い、いや 得意では無い分野だなと。
うちはうちで良いです、そのほうがうち(HBNS)らしいと思っています。

すみません、話を戻します。
HBNSは当初はHABANOSというブランド名でものづくりをしていましたが、
色々なご縁で海外展開をするきっかけを頂いたことで、商標の関係でHBNSと表記することにしました。
そして ここ数年の間は パリ、ニューヨークなどで展示会などに参加するようになり、そのような経験は ただただ嬉しかったです。
単純に良くも悪くも いろんな国の方に見てもらえるんですから! ブランドも1皮2皮と向けていく様も肌で感じましたし。
そんな流れの中で、僕が取引したいと思っていた有名セレクトショップと商談出来たり、取引させて頂く事も少しづつ増え、
そんなシーズンを重ね 当たり前のように(驕りでは無いです)、 少しづつですが考え方に変化が芽生え、
なんとなく1つの答えが見えたのが、何処の国であろうと要は人対人だと(もちろん国によって考えの偏りは違いますが)。
この広い世界で戦おうとしている中で、都市にこだわるのはナンセンスだ。そんな変化が芽生えてきたのは 海外での経験が発端でした。

そんな中 同じようなタイミングで、とある複合商業施設より出店依頼のお話を頂きました。
それまで僕は、HBNSの店を出すことが目的でもゴールでもなく、黙々と物作りに励んできました。
全く想像していなかったので、 本当にありがたいお話ですし 単純に嬉しかったです。
しかし、僕が海外経験で芽生えた1つの答えの「人対人」の部分がクリア出来なかった。なので話が進むことはありませんでした。
ですが、この件から 店舗展開も念頭に置き始めたのかもしれません。

そして先シーズンになりますが、ニューヨークコレクションに公式に参加させて頂ける機会に恵まれ(インスタレーション形式です)、
やりとりこそタフでしたが、それ以上に得るものは想像以上に大きかったです。
個人的にはHBNSが CFDAのサイトに載った時は、めちゃめちゃ嬉しくて感無量でした…僕アメカジ一筋なものですので。
*CFDAとは、Council of Fashion Designers of Americaの略で、日本語訳するとアメリカファッション協議会です。
また、ショーの後の展示会では、有名セレクトショップを始め、アメリカ大手の百貨店などが興味を示しアプローチをしてくれ、
広報的にも新たなHBNSを発信できたことは自負しています。

確かその時は 3度目のニューヨークで初めてお仕事以外にも、以前より会いたい人に会いに行ったり、
違う時間を過ごした際に感じたのは、以前芽生えた感覚の「人対人」が確信に変わる出来事があったのかもしれません。
その時にHBNSは次のステージに進めないといけない、と思い立ち、その時にパッと頭に浮かんだのが仙台の彼でした。

そして、帰国早々に彼にアプローチし、直接会う回数を重ねに重ね ようやく形になるまで約1年。構想からだと約2年。
色々な出来事と、奇跡的な出会いやご縁、ご協力を得て、様々な想いが詰まったこの仙台の直営店。

僕は日本というカテゴリーの括りの中で、仙台も東京も同じと感じています。
きちんとした物作りは全世界共通で、理解してくれると実感してますし ちゃんと通用するんです。
(なのでシーズンオフ中でも海外の某バイヤーや某展示会主催者からサンプル見せてくれと未だに言われます)

そんなチームHBNSは、仙台からスタートすることを誇りに思っています。
そして僕の今の夢は、楽天イーグルスとコラボ商品を手がけること!
みなさんお力添えのほど宜しくお願い致します。

それでは本日、8月3日は僕も店頭に立つ予定です。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。

水戸部