ラグビー日本代表に選出された『李承信さん(り すんしん)』
若きスタンドオフとして注目を集めている李承信さんですが、父親や母親などの家族構成をみてみましょう!
李承信さんは兵庫県出身ですが、名前は韓国の方のようなお名前ですね。
国籍は韓国か日本か、どちらなのかを調べてみました!
また、李承信さんはラグビー日本代表として選出されていますが、朝鮮学校出身初の日本代表だそうです!
これまでの経歴についてもまとめていきます。
今回は、
- ラグビー李承信の父親・母親・家族構成!
- ラグビー李承信に国籍は韓国か日本どっち?
- ラグビー李承信は朝鮮学校出身初の日本代表!
などについてまとめていきます。
ラグビー李承信の父親・母親・家族構成!
ラグビー李承信さんの家族は、両親と3人兄弟の5人家族で、李承信さんは一番下の末っ子です。
- 父親:李東慶(り・とんぎょん)
- 母親:金永福(きむ・よんぼく)
- 長男:李承記(り・すんぎ)
- 次男:李承爀(り・すんひょ)
- 三男:李承信(り・すんしん)
父親:李東慶(り・とんぎょん)
父親の李東慶さん(り・とんぎょん)は元ラグビー選手で、神戸朝鮮高校・朝鮮大学でプレーし、プロップとして活躍していました。
プロップは相手フォワードと直接組み合い、スクラムの要ともいえるパワーポジションです。
現在は、建設関係の会社を経営していますが、詳しい会社名は明かされていません。
李承信さんが兵庫県出身なので、兵庫県内にある建築関係の会社と予想されます!
李東慶さんは李承信さんの登下校の送迎だけでなく、毎日晩ご飯も作っているそうです。
帰宅してからの晩ごはんは、父の李東慶(り・とんぎょん)がこしらえてくれる。
「父はなんでも作れます。僕が一番好きなのはトンテキです。醤油ベースのソースをかけていただきます。とても美味しいです」
引用:ラグビーリパブリック
家庭的で、息子思いのお父さんですね!
母親:金永福(きむ・よんぼく)
母親である金永福さん(きむ・よんぼく)は、李承信さんが小学校6年生のときに乳がんを患い亡くなっています。
幼い頃に母親を亡くしてしまった心の穴を埋めたのは、4歳から始めたラグビーだったそうです。
2023年8月30日のニュースで、李承信さんが母親の墓前でW杯メンバー入りを報告したことが報じられました。
抜けるような青空が広がった今月11日。神戸市東灘区にある母の墓前に手を合わせた。2人だけの17秒間。承信はありったけの感謝と決意を伝えた。W杯日本代表メンバー入りは、母が生前に強く願った夢の一つ。東慶さんは優しいまなざしを三男へ向けた。
「嫁さんもきっと喜んでくれていると思います。子供たちの母親が亡くなってから、濃い11年でした」
引用:Yahoo!ニュース
兄・李承記(り・すんぎ)と李承爀(り・すんひょ)
李承信さんには、2人お兄さんがいらっしゃいます。
どちらもラグビー選手をしており、3兄弟ともに大阪朝鮮高で全国大会に出場しています。
長男・李承記さんは、李承信さんより4歳年上で、法政大学でラグビーをプレイしていました。
法政大学では主将を務め、父親と同じプロップのポジションを務めました。
次男・李承爀さんは、李承信さんより2歳年上で、大学は帝京大学でプレイしていました。
現在も「MIE Honda HEAT」というプロチームに所属しており、在籍2年目のフッカーで、足でゲームを作るポジションを務めています。
ラグビー李承信に国籍は韓国か日本どっち?
ラグビー李承信さんは、在日コリアンで韓国籍の在日3世なので、国籍は韓国となります。
李承信さんはインタビューで国籍や在日コリアンについて語っていました。
── 「在日コリアンのために活躍したい」という思いが大きいのですね。
「そうですね。自分は韓国籍ですが、日本人でもない、韓国人でもない。そういう在日コリアンの方々のために、という思いは強いです。
こういうアイデンティティは朝高で育んでもらったので、それが(自分が頑張れる)1番大きい要因かもしれません。多くの在日コリアンの方々に応援してもらいますし、講演会もさせていただいているので、本当に励みになっています」
引用:Web Sportiva
在日コリアンとして誇りをもってラグビーに打ち込んでいるんですね!
ラグビーの日本代表資格規定は以下の条件になっています。
- 当該国で出生している、または、
- 両親、祖父母の1人が当該国で出生している、または、
- プレーする時点の直前の60ヶ月間(※)継続して当該国を居住地としていた、または、
- プレーする時点までに、通算10年間、当該国に滞在していた。
- (※)2021年12月31日までは、「60ヶ月間」ではなく「36ヶ月間」。
李承信さんは、日本で生まれ育っており、日本代表規定にあてはまるため、韓国籍でも日本代表に選出されました!
李承信さんは、2015年のワールドカップで南アフリカ代表に勝利した時に、強い衝撃を受け、(桜のジャージーに)憧れて『日本代表になりたい!』と強く感じたそうです。
2023年のW杯で、日本代表ジャージで活躍する李承信さんの活躍が楽しみですね!
ラグビー李承信は朝鮮学校出身初の日本代表!
ラグビー李承信さんは、朝鮮高級学校の卒業生として初のラグビー日本代表選手に選出されました!
ラグビー日本代表枠は36名で、それ以外に候補選手10名が選ばれます。
実際に試合にプレイするのは15人なので、かなり狭き門と言えますね。
ラグビー日本代表に選ばれた李承信さんの今までの経歴をみてみましょう!
学生時代
李承信さんは、4歳から父親・兄の影響を受けてラグビーを始めました。
高校は大阪朝鮮高級学校に通っており、高校日本代表に選ばれたこともあるほど、当時から実力のある選手でした。
高校卒業後は帝京大学へ進学、ラグビー部に所属して活動していましたが、2020年にニュージーランド留学のために大学を中退します。
しかし、新型コロナウイルスの影響を受け、ニュージーランドに渡航できなかったため、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現・コベルコ神戸製鋼スティーラーズ)への加入を決めました。
プロリーグで活躍
李承信さんは、2021年2月20日に行われた『ジャパンラグビートップリーグ』第1節・NECグリーンロケッツ戦に途中出場で、公式戦初出場を果たしました。
正確で飛距離のあるキックや正確なパスでゲームをコントロールする能力が評価され、出場試合も増えていき、チームの中心メンバーへと成長しました。
2022年6月25日に行われた『リポビタンDチャレンジカップ2022』ウルグアイ戦にて、途中出場で日本代表初キャップを獲得しました。
同年7月には、コベルコ神戸スティーラーズの副将に就任しました。
スタンドオフとして2022年シーズンは18試合に出場しており、チームを引っ張る存在となっています。
2023年8月、ラグビーワールドカップ2023の日本代表に選出され、活躍が期待されています!
まとめ
ラグビー日本代表に選出された『李承信さん(り・すんしん)』
李承信さんは5人家族で、三兄弟の末っ子です。
- 父親:李東慶(り・とんぎょん)
- 母親:金永福(きむ・よんぼく)
- 長男:李承記(り・すんぎ)
- 次男:李承爀(り・すんひょ)
- 三男:李承信(り・すんしん)
父親・2人の兄もラグビーをしており、生粋のラグビー一家のようです!
李承信さんは在日コリアンで、在日3世となるため、国籍は韓国です。
韓国国籍ですが、生まれ育ったのは日本なので、ラグビーの日本代表に選ばれました。
李承信さんは、4歳からラグビーを始め、大阪朝鮮高級学校・帝京大学を経て、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現・コベルコ神戸製鋼スティーラーズ)へ入団しました。
2022年7月には、コベルコ神戸スティーラーズの副将に就任し、プロリーグ内でもかなり実績のある選手です!
2023年ラグビーW杯での活躍が楽しみですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント